ムシ歯治療Ⅱ
こんにちは、あざみ野ガーデンズ歯科です🌳
前回はムシ歯の治療について説明させていただきました。今回は抜けている部分(欠損歯)の処置についてお話しします。
はじめに、歯を抜いたり、自然と抜けてしまったような歯をそのままにしておくとどのような悪影響が出てきてしまうのかご存知でしょうか。
◎歯が抜けたまま(欠損歯のまま)にしておいた場合の悪影響
①歯の移動:歯がないところに隣の歯や噛み合う歯が飛び出てきたりしまうことです。歯が傾いたり飛び出てきたりするとこの後お話しするブリッジや入れ歯、インプラントを入れるスペースが無くなってしまい、周りの歯を削ってスペースを作り出すことが必要になってしまったり、治療すら出来なくなっている場合もあります。
②残った歯の負担が増える:上下左右で歯の数が異なってしまった場合は、少ない方の負担が増えてしまうため、せっかく健康で残っている歯も欠けてしまったり、強い力が加わりすぎると歯が揺れて歯周病を悪化させる原因になることがあります。
これらの悪影響が出ないようにするためにどのような治療があるかというと、
◎欠損部位の主な治療法
①ブリッジ:無くなった歯の隣の歯を削って土台にし、橋のように歯と歯を繋いで治療します。隣の歯の負担が増えてしまう恐れがあったり、そもそも負担に耐えられない歯や隣り合う歯がない場合だと適応できないことがあります。最大のデメリットは健康な隣の歯も削る必要がある点です。
②部分入れ歯:歯茎・歯・フックのついたものを用いて、無くなった歯の部分を補う治療法です。負担は歯茎と歯のためブリッジに比べると隣の歯を犠牲にする可能性が低くなります。フックのかかるところを少し削る必要がありますが、削る量は最低限の範囲のためためしみることもほぼありません。つけ外しが面倒なことや完全にくっついていないため多少の不安定感や異物感があります。
フックの部分は金属ですが、自由診療のものであれば強度の高いプラスチックのものに変えることもできます。
③インプラント:ネジのようなものを歯の根のようにして支えにする治療法です。骨の中に植えるため実際の歯のような自然な見た目でかつ隣の歯を削ることがない治療法です。完全自由診療のため費用が高く治療期間が長い点や、骨が痩せてしまっていたりすると骨を増やす治療が必要になることがあり更に治療期間が伸びてしまうことがあります。
いかがでしたでしょうか。前回今回と簡単なムシ歯の治療について説明させていただきました。
歯がない状態でほったらかしてしまったなと思う方や歯がない状態で見た目が気になる方など、興味や関心を持っていただければ、ぜひ当院までご来院して下さい。
また、歯が抜けてしまわないような予防治療も非常に大切なので、通院されることをおすすめします。