妊婦歯科健診について
こんにちは、あざみ野ガーデンズ歯科です。🌳
今回は妊婦歯科健診についてお話しします。
まずはじめに…
現在では、妊婦歯科検診についての認知度が向上していたり、横浜市では妊娠中1回無料で妊婦歯科検診を受診できることなどから毎年多くの妊婦さんが受診されています!
ではなぜ、妊婦歯科検診が重要なのでしょうか。
まず、妊娠すると、ホルモンのバランスの変化やお口の中の環境を保つ唾液の分泌低下、つわりによる歯磨き不足などが原因で、歯茎が腫れやすかったり(妊娠性歯肉炎)、ムシ歯になりやすい状態となります。またそれだけでなく重度の歯周病により、早産(37週未満)・低体重児出生(2500g未満)・子宮内胎児発育不全のリスクが3.34倍高まる可能性も報告されており、お母さんのお口の健康状態が産まれてくる赤ちゃんに大きく影響してくるということなのです。
妊娠→ホルモンや口腔内の環境変化・歯磨き不足→ムシ歯・歯周病→胎児に悪影響
注意点として歯周病で早産が増えるというデータがありますが、残念なことに妊娠中の歯周病治療が早産予防になるというわけではありません。しかし、妊娠をきっかけに歯周病やう蝕の治療をすればその後の母子の健康につながったり、かかりつけ医を見つけたりできます。
また、次回妊娠時の早産リスクを低減できるかもしれません。妊娠を機に歯科定期受診の習慣をつけましょう。
安定期(16週~)は体調が比較的安定しているため最善の時期になりますが、妊娠全期間を通して必要な治療は可能です。できる限り妊娠12週~27週頃に妊婦歯科検診を受けましょう。
⭐︎新生児へのいい影響⭐︎
・新生児の口腔内は無菌状態で生まれてくるため、妊娠中の時からしっかりと口腔ケアを行うことで新生児にムシ歯菌や歯周病菌をうつしにくくなります!
・歯肉炎、歯周病をしっかり予防することで早産などのリスクが減ります。
(※治療ではありません)
いかがでしたでしょうか。簡単ではありますが妊婦歯科健診についてのお話しは終わりになります。興味を持たれた方はぜひご来院してください。
※妊婦歯科検診には①母子手帳②横浜市から送られてくる診察券③産婦人科の診断書が必要になります。
※妊婦歯科検診ではお口の中を見て指導させていただいたり、ご相談を受けることは無料ですが、細かい歯周病の検査やその他治療を行う場合は通常通り費用の負担となりますのでご注意ください。(必ず施術前にこちらからも確認いたしますのでご安心ください)